「うか」076  トップページへ

 「大滝まさおのBlogより

 以下は、横浜市議会議員の大滝正雄先生が、本誌75号(前号)をお読み下さり、そのご感想をご自身のblogに表されたものです。お許しをいただいて、転載させていただきます。

  2009.08.20  ”Thursday”
 『横浜漢点字羽化の会』にとって大切な方お2人が相次いで亡くなりました。
 羽化の会が発行している機関誌『うか』第75号(09年8月号)には、大切なお2人を失った悲しみと、その存在がいかに大きかったかを、岡田健嗣代表が追悼文を通じて述べておられます。そのお2人とは、安田章さんと、高橋幸子さん。
 安田さんは「うか」に永く執筆されていた方で、機関誌づくりにも直接関わるなど、模範的な陰の牽引役を率先して引き受けられた人でした。羽化の会を東京に設立することにも貢献しました。岡田代表は、安田さんを「小生のバリアを壊してくれた」人、と称えています。
 高橋さんは、羽化の会の活動が開始された1996年から、会の活動を支えた人です。もともとカナ点字の点訳活動をされていた高橋さんは、漢点字訳のボランティア募集に応じて、羽化の会の活動に参加。同会が横浜市中央図書館に寄贈した漢点字訳の書籍は、そのほとんどが高橋さんの手により編集されたものです。また漢点字講習会用テキスト等の取りまとめにも尽力。岡田代表は「高橋さんは、師であるばかりでなく、よい友でもあり、同志と呼ばせていただきたい方だった」と、その悼みを表しました。
 漢点字普及のため、ひたすら地味な陰の力に徹し、多大な功績を残されて逝った方々に、心からの哀悼の意を捧げたいと思います。
 岡田健嗣代表は、高橋幸子さんの追悼文の中で、私のことにもふれてくださっています。その部分を紹介させていただきます。

 「〜横浜漢点字羽化の会の活動は1996年に始まったが、次の97年には、横浜国大の村田忠禧先生と横浜市議の大滝正雄先生のご尽力で、『漢字源』(藤堂明保編、学習研究社)の漢点字版・全90巻を完成させて、横浜市中央図書館に納入することが出来た。その後毎年、漢点字訳書を1、2タイトル納入している。」

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