「うか」125  トップページへ
ニ ュ ー ス ・ お 知 ら せ

      ご報告とご案内    岡田 健嗣

1 本誌・本号の発行の遅れについて
 本誌・機関誌『うか』は、季刊での発行を期していましたが、4年目に入りました新型コロナのパンデミック(WHOではほぼ終結したとの観測が示されておりますが)によって、発行に関わる諸作業に支障を来すことになって、この1月に発行する予定でありました今号が、今月まで延びることとなりました。誠に残念ですし、ご支援を賜っております皆様に、失礼至極の事態となってしまいました。
 謝してお詫び申し上げます。
 今後ともどうぞよろしくお見守り下さいますようお願い申し上げます。

2 賛助会費のご納入大変ありがとうございました
 2022年度も、多額の賛助会費を頂戴致しました。ご納入いただきました皆様のご芳名は、左の通りです。

  雨宮絢子様   北村勝三郎様  政井宗夫様   武田幸太郎様
  村田忠禧様   岡 稲子様   田崎吾郎様   河村美智子様
  大滝正雄様   関口常正様   清水静雄様   木原純子様

 厚く御礼申し上げます。謹んで有効に使用させていただきます。

3 『古事記』の漢点字版
 横浜市中央図書館への、2022年度の納入分として、『古事記』(次田真幸訳注、講談社文庫)全3巻のうち、上・中の2巻(7分冊)を完成し、図書館に納入致しました。
 『古事記』は言うまでもなく、『萬葉集』・『日本書紀』と並ぶ、わが国の最も古い文献です。昨年度まで『万葉集』と格闘して参りましたが、これで、わが国の最も初期の文献のうち2つを、2023年度のうちに完成できる見通しとなりました。
 言葉に尽くせないものがあります。
会員の皆様の、並並ならぬ努力の積み重ねの賜と、心に沁みる思いでございます。深く御礼申し上げます。

4 厚生労働大臣表彰
 横浜市社会福祉協議会のご推薦をいただきまして、2022年度の、厚生労働大臣表彰をいただきました。
 本会の活動も、4半世紀を超えました。長きに渡って活動をして下さいます会員の皆様にとって、このことは1つのメルクマールとして誇っていただいてよいものと存じます。
 また今回の受賞は横浜の活動へのものではございますが、一緒に活動して下さっている東京の会員へも送られたものと受け止めてよいものと存じます。皆様の活動によって、これからの視覚障害者に、不朽の資料が残されることになりました。
 深く御礼申し上げます。

5 『常用字解』の音訳版
 ほぼ1年以前に、『常用字解』(白川静著、平凡社)の音訳版が完成して、サピエ図書館にアップされました。そのニュースが同年10月18日づけの『点字毎日』に、掲載されました。
 『常用字解』は漢点字版を完成して、そこで得たノウハウを生かすことができれば、音訳版も夢ではないと考えて取り組みました。
 デジタルのデータですので、劣化はしません。後世のご批判をいただければ幸甚に存じます。
 『常用字解』の漢点字版への取り組みは、この音訳版に多大な恵みをもたらしましたが、そればかりでなく、それ以降の本会の活動、『萬葉集』『古事記』『岩波古語辞典』への取り組みにも、ノウハウと自信をもたらしました。これらの活動が、後世の視覚障害者の皆様への贈り物となりますことを祈って止みません。
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